夜子時問題とは

夜の街.jpg
夜子時とは1日を13刻に分けるという考え方です。

本来、時支はこうです。
23:00 0:59
1:00 2:59
3:00 4:59
5:00 6:59
7:00 8:59
9:00 10:59
11:00 12:59
13:00 14:59
15:00 16:59
17:00 18:59
19:00 20:59
21:00 22:59

13刻に分けるとこうなります。
0:00 0:59
1:00 2:59
3:00 4:59
5:00 6:59
7:00 8:59
9:00 10:59
11:00 12:59
13:00 14:59
15:00 16:59
17:00 18:59
19:00 20:59
21:00 22:59
23:00 23:59

同じ日に2回子時があるのです。
0:00~の子時を早子時、23:00~の子時を夜子時といいます。

ヴェルニ

何の為に子時を分けているかというと、
23:00~23:59にその日の日干支を用い、
0:00~0:59に翌日の日干支を用いる為です。

通常は
2000年1月1日の23:00~23:59生まれは
己卯(年)丙子(月)己未(日)甲子(時)
2000年1月2日の  0:00~ 0:59生まれも
己卯(年)丙子(月)己未(日)甲子(時)

夜子時をとると
2000年1月1日の23:00~23:59生まれは
己卯(年)丙子(月)戊午(日)甲子(時)
2000年1月2日の  0:00~ 0:59生まれは
己卯(年)丙子(月)己未(日)甲子(時)
こうなります。

本来23:00に己未に変わるはずの日干支を、 0:00になるまで変えないのです。
その方法を使うべきか、使わざるべきかというのが夜子時問題です。


ちなみに、早子時と夜子時で全く同じ八字にはなりません。
2000年1月1日の  0:00~ 0:59生まれは
己卯(年)丙子(月)戊午(日)子(時)
2000年1月1日の23:00~23:59生まれは
己卯(年)丙子(月)戊午(日)子(時)


夜11時から12時の間に生まれた人は24人に1人(=4.1%)しかいません。
(不定時法を用いると正子(夜の12時)が少し早くなる為、また少し確率が変わってきますが・・・)
    不定時法についてはこちら
なので実例で検証するのはなかなか難しい様です。


でも、結論から言うと、「何で当日にしちゃうのさ~」というのが私の考えです。

私の身近に、これに当てはまる人物がいるのです。
時差を修正後の出生時間が23:50です。
占いの勉強を始めたばかりの頃は、手当たり次第に家族や友人の鑑定をしていたのですが、 この友人の鑑定をするに当たって初めて夜子時問題に直面しました。

かなり早い段階でこの問題を考えることができたのはとてもラッキーなことでした。
というのも、東洋占術において避けて通れないものだからです。

東洋占術で作盤を要するものは太陽暦(グレゴリオ暦)での年月日時を太陰太陽暦の年月日時や 二十四節気に置き換えるという作業が付いて回ります。


太陰太陽暦とは、月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られた暦で、いわゆる旧暦と呼ばれているものです。
現在使われている太陽暦とは1年の始まりも、月の始まりも、日付も違います。


二十四節気とは、太陽年(365.242189日)を日数(平気法)又は、太陽の黄道上の視位置(定気法)によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したものです。


私は友人の鑑定を通し、23:00から翌日とする方法を採用することにしました。
子供の頃から知っていて性格もよく分かっているので、23:00から翌日にしないと当たらないということがよく分かった為です。


違いがより顕著に出ていたのが紫微斗数の鑑定でした。

四柱推命では、生まれた日が1日違っても1/2の確率で日干の五行は変わりません。
(同じ五行が2回続いて巡る為)
例えば、乙の日に生まれた人が1日ズレても甲なので五行は同じ「木」です。
私の友人も夜子時、早子時のどちらでも日干の五行は同じでした。

五行が変わってしまう人は4%の半分なので、確率でいうと2%以下です。
だいぶ低い確率ですが、生まれた時間が分からない人のうち2%弱は八字風水で金運だけ上げるといった方法の開運はすることができません。


ちなみに、生まれた時間が分からない場合、時干支を除いた三柱で占う人もいます。
この場合、その鑑定士が23時から翌日と考えている人であっても生まれた時間が分からない人のうち4%は、二柱しか使えていないことになります。

四柱推命で二柱しか使えていないなんてほとんど意味が無い様に感じますが、鑑定士からすると全体の4%しかハズれないならけっこう当たっていることになります(笑)
(三柱の鑑定でも100%当てられることが前提ですけど)

自分の出生時間を知っている人は少ないので、多くの人を鑑定しようとすると精度を落とすしかありません。

ただ、夜子時生まれの当人(=鑑定される人)は納得できないでしょうから、私は生まれた時間の分からない人の命占はやらず、卜占にします。



紫微斗数で生まれた日が1日ズレると100%紫微星の配置が変わってしまい、 4%どころではなくなってしまいます。
紫微斗数では紫微星の位置から全ての主星の配置を決める為、全く違う命盤になってしまうのです。


こちらは皇龍という有料ソフトで作盤した紫微斗数の命盤です。
夜子時で作成した紫微命盤.jpg午後11時の通常の命盤.jpg
左側が夜子時を採用したもの、右側が通常のものです。
(生年月日時が特定できそうな情報は消しました。本人に無許可なので 笑)

まず、命宮の主星が全然違います。
夜子時の命盤では巨門です。
巨門星が命宮にある人は悪気なく余計なひとことを言って他人をカチンとさせがちですが、 この友人はそういったタイプではありません。

通常の命盤では天府星になります。
天府星が命宮にある人はおおらかで、のん気です。
お金や物よりも名誉を重んじるタイプで、人と争って何かを手に入れる様なことには不向きです。
全て当てはまっています。

実際、趣味のサークルがあったのですがメンバーの1人に嫉妬され、文句を言われたことで、 そのサークルをあっさりやめてしまいました。
続けていれば仕事に繋がる可能性があったので、もったいない話です。
でも、相手の言い分が理不尽であるとかそういうことはどうでも良くて、 揉めるのが面倒なのだそうです。

天空・地劫という双星が命宮に揃っているせいで欲の無さに拍車がかかっている面もありますが、巨門であれば、文句のひとつも言っていたと思います。


好きな異性のタイプも夜子時の命盤だと当てはまりません。
夫妻宮にあるのは太陰星です。
太陰星が夫妻宮にある人は男性であっても女性であっても、女性的で繊細な異性を好みます。
けれどこの友人の好きなタイプはハッキリとした性格の積極的な異性です。
こちらも通常の命盤の廉貞・破軍に当てはまります。
廉貞・破軍の組み合わせは夫妻宮に入るとバツイチでは済まないと言いますが、 実際、交際が長続きしない傾向にあります。

他にも、上げるとキリがないくらい通常の命盤の方に合致するのです。


というか、紫微斗数の場合は23:00で作成しても、 翌日の0:00で作成しても全く同じ命盤が出ます。
ソフトが夜子時を加味していません。
(夜子時を採用した命盤は私が手作業で作成しました)

紫微斗数WINという有料ソフトでも試しましたが、 23:00と翌日の0:00は全く同じ盤になります。


紫微斗数は太陰太陽暦、四柱推命は二十四節気がベースになっている為、 年や月の切り替わるタイミングが違うのですが、時間は同じものを使います。
同じ単位の時支を使っているのに、なぜ紫微斗数では23:00から翌日とし、 四柱推命では0:00から翌日とする人がいるのか理解に苦しみます。

ちなみに、皇龍の四柱(子平)推命は夜子時を採用せず 23:00から翌日になっていますが、奇門遁甲WINという奇門遁甲の作盤ソフトは 夜子時を採用しています。
有料ソフトであっても作るのは人なので、その人の考え方次第といった感じです。

本場中国の四柱推命のサイトを見ても 夜子時を採用している人は多いですが、やはり夜子時の考え方は、 西洋の暦と東洋の暦をごちゃ混ぜにしてしまった感じがします。


そして、奇門遁甲で卜占をやってみても夜子時をとると正確な結果を出すことができません。
奇門遁甲の卜占では主に日干を自分、 時干を占う事柄として使用しますので違いが分かりやすいです。

実際、奇門遁甲の卜占で失せ物占という、無くした物を見つけ出すという占法をやった時も、23:00を翌日とした日干の象意が出ていました。
象意と言うのは、見つけたい物の色や形などの情報です。
(無くした物は無事見つかりました)

ただ、卜占においては占機をとることが何よりも重要な為「検証したいからこの時間に何かを占おう」とすると当たりません。
「たまたまその時間に占った」という偶然がないとダメです。


積極的に検証するのであれば、五不遇時を使ってみるという方法があります。
   五不遇時についてはこちら

夜子時で吉時、早子時で五不遇時となる日を選び、23:00~0:00に誰かに日頃の不満をぶつけるという荒っぽいやり方です。
五不遇時の影響があれば、間違いなくケンカになりますが、夜子時が有効であれば、ケンカにはなりません。
(言い方によるでしょうけど 笑)
私は怖くてできませんし、おすすめはできません・・・


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ヴェルニ
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