数え年の数え方と満年齢との違い

悩む男女.jpg

東洋占術では歳を数える時に、数え年を用います。
なのに、数え年で表記していると書かれていない事は多いです。

一般向けの入門テキストの様な本には、数え年の意味や数え年の数え方も明記してあるのですが
玄人向けの専門書には書いてありません。

つまり、基礎として知っているのが当たり前の扱いとなっています。

ヴェルニ


数え年の数え方は、基本的には1歳プラスするだけです。

満年齢の数え方は、生まれた時が0歳で、
翌年の誕生日の前日の終了をもって1歳になりますが、
数え年の数え方は、生まれた時が1歳で、1月1日を迎えると2歳になります。
1月1日でみんな一斉に歳をとるのです。

今年の数え年の計算方法は、
「今年の年号-生まれ年の年号=年齢」→「年齢+1=数え年」となり
2000年に生まれた人は2016年に「数えで17歳」です。
2016年の誕生日が来ていなくて満15歳でも数え年は17歳となります。

誰かが亡くなった時に仏教や神道で用いる享年(きょうねん)○○歳や、
厄年(男性25歳・42歳・61歳、女性19歳・33歳・37歳)も
数え年の年齢です。

また、日本の競走馬の馬齢は数え年ではないものの、
1月1日で一斉に1歳になるそうです。
(生まれた時が0歳なので、数え年マイナス1歳)


ただ、これらはグレゴリオ暦(西暦)の1月1日で計算していて
占い(主に紫微斗数)で使うとなると、
太陰太陽暦(旧暦)で計算しなくてはなりません。


以前、紫微斗数を教えていたことがあるのですが
生徒さんが全員つまづいたのが太陰太陽暦の数え歳の加齢のタイミングです。

ここから先はややこしくなるので、年齢を「歳」、元号を「年」とします。

グレゴリオ暦(西暦)と太陰太陽暦(旧暦)では1年のスタート地点が違い、
旧暦の1月1日は、日本では旧正月、中国では春節などと言われています。
春節1.jpg 春節.jpg
中国で民族の大移動がニュースになっていたりしますね。
あれは春節を家族でお祝いする為です。


そして西暦で年が明けていても、旧暦で年が明けていない時期が必ずあります。
旧正月は早くても1月下旬頃で、
最近では1985年のその時期が特に長く、
2月19日が旧暦の大晦日、2月20日が元日となります。

なので、西暦1985年1月1日~2月19日までに生まれた人は前年の甲子年、
2月20日以降に生まれた人は乙丑年生まれの扱いとなるのです。

(その他の年の旧正月はこちらで確認できます。)
   旧正月の日付一覧表


紫微斗数ではこの様に区切ります。

風水、四柱推命、九星、奇門遁甲などは立春ですが、
スタート日が違うだけで、
西暦で年が明けていても2月4日頃までは前年の扱いになるという考え方は同じです。
(これについては思う所があるので後日改めて書こうと思いますが)


ここまでの説明で、分からないと言われました(笑)
「1歳から始まって旧正月でひとつ歳をとるよ。旧正月の日は毎年変わるよ。」
これだけのことなんですけどね・・・


満年齢との違いで、+1歳だったり+2歳だったりする所や、
西暦で1月1日を過ぎているのに歳が変わらない所が難しい様です。


また、学年という制度にも混乱する原因があるみたいです。

1月~3月に生まれた人を早生まれと言いますが
同じ早生まれでも、旧正月より前に生まれた人は前年、
旧正月より後に生まれた人は翌年の扱いとなります。
(本当は4月1日までが早生まれなのですが、
細かいことを言うとさらに混乱させそうなので生徒さんには黙っておきました)

1985年を例にするとこんな感じです。

太陰太陽暦とグレゴリオ暦の正月.png

早生まれの人は同じ年に生まれた人の中では「早い」のですが
同じ学年の人から見ると「遅い」ので、数え歳だと1つ歳下になります。
同級生=同い歳ではないのです。


もう、「生まれ年だけ見て早生まれなんて気にしないでください」としか
言いようがないんですよねぇ(´;ω;`)
暦を見れば西暦○年の○月○日は旧暦の○月○日だとすぐ分かるので。


他に、12月下旬~1月生まれの子は1ヶ月もしないうちに
数えで2歳になったりします。(現在の数え方だとまだ0歳)

ただしこれは、12月下旬~1月生まれは数えで1歳の期間が短いというだけで、
ほとんどの人が旧正月を迎えた時点では「満年齢=数え歳マイナス2歳」です。
早生まれよりこちらの方が大事なのですが、
ここまでくるとチンプンカンプンの様相でした・・・


紫微斗数は暦を見ないと自分で作盤することができませんが、
逆に暦を見ることで視覚的にしっくりきます。
旧暦の1月1日までちょびっとしかないことが分かるので。

というか、ソフトを使えば作盤ができてしまうので、
そのせいでいつまでも分からないとも言えます。

数え歳の概念が分からないと小限(1年の運勢)がちゃんと見られません。
1つか2つ先の歳に該当する宮を見てしまうことになるからです。
大限(10年の運勢)なら1年くらいズレても笑ってごまかせますが・・・
(だめだけど 笑)

飛星派の紫微斗数では小限を見ない人もいますが
"見ない"のと"見ることができない"のでは大きく違ってきます。



四柱推命などは暦を見なくても計算で命式が作れるので
他の占いができる人でも、
時間の流れという感じがあまりしないのかも知れません。

でも時間の流れを知っていて損はないですし、
こういうケースはありますからね・・・

私の祖母がそうでした。
大正生まれの私の祖母は生前、年齢を聞かれる度に、
わざわざ数え歳を付け足していました。
「今年で81歳、数えで82歳」という感じです。
12月末生まれなので、たいてい+2歳になるのです。
なので、この時は実際には80歳です。

以前は、祖母にとって
数え歳こそがポピュラーな数え方なのだろうと思っていたのですが、
加齢の仕組みを知って、
年齢を多めに言いたかっただけなのかも知れないと気付きました(笑)
若く見えると言って欲しい気持ちの現れだった様です。

数え歳を付け加えるお年寄りには「若く見えますね!」と言ってあげてくださいね。



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ヴェルニ
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