金鎖玉関とは


今回は取り急ぎ金鎖玉関(きんさぎょっかん)について書こうと思います。

金鎖玉関は別名「過路陰陽(かろいんよう)」といい、主に土地選びに使うものです。
中国で90年代の半ばに公開された流派ですが、簡単に鑑定できるので人気があります。

簡単というのはどういうことかと言うと、家の向きなどを考慮しなくて良いのです。
先日、紫白九星派風水の年運をご紹介しましたが、金鎖玉関は流年による変化すらありません。

しかも、他の陽宅風水と違って、家の中をみる場合『人が長い時間いる場所』を太極とします。
自分自身が家の中心になるイメージです。
具体的に言うと太極は、寝る場所(枕の位置)やデスクワークの人の椅子の場所となります。

つまり、1つの部屋の中でやる場合、わざわざ図面に線を引かなくても、 自分で方位磁石を持ってだいたいの方角を目視で確認できる為、ラクなのです。


ただ・・・


がっかりさせてしまうのは申し訳ないので先に書きますが、 今からご紹介する方法は真似しないでください



金鎖玉関の鑑定方法


金鎖玉関は、簡単に言うと自分の周りをこういう配置にするということです。


南東


南西


西

北東


北西


上が南だと見づらい方はこちらをどうぞ。

北が上の金鎖玉関.gif

この様に、枕や椅子を中心に各方位に山と水を配置します。

寝室の中の山は、本棚やタンスなどの大きな家具やテレビ、観葉植物で作ります。
ただし水の場合、寝室に本物の水を置くのはNGですので何も置かない状態にします。
理気風水の化殺に使えるラッキーアイテムのページで紹介している水のアイテムなら寝室に置いても大丈夫ですが、金鎖玉関の水には効きません)


上の図のケースでは、北西・北・北東がたいてい壁になりますので 東・南東・南西に家具を置き、南と西は何も置かないのが吉です。

部屋の入口の場所は山にはできないので、 入口が水になる角度で寝るのが無難ですね。

とにかく、山=高い、水=低いという高低差を大事にします
(特に北と南などの対冲のラインの高低差)


本物の水を使う場合、家の外に川があったりするのが良いですが、お風呂場が水の方位にあるということでも効果があります。
ただし、自分が寝ている時に水が流れないと意味がないので、 24時間風呂でない限り、家族の中で最後にお風呂に入る人や、一人暮らしの方は使えない方法です・・・


デスクワークの方で言えば、パソコンの画面は山なので北・東・南東・南西を向き、 背後に空きスペースがあるのが吉となります。


高くしたり低くしたりして得られる効果(象意)は方位によって異なります。
象意には、8方位のバージョンと24方位のバージョンがあり、当然24方位のバージョンの方がよく効きます。
腰痛が1晩で治った時の処方は、実は24方位のバージョンも使っています。



これ、すごく効きました。

先月までは・・・


今後はあんまり効かないと思います。
なぜかと言うと、2017年2月まで玄空六法と全く同じ配置だったからです。
そして、玄空六法も金鎖玉関と同じく『人が長い時間いる場所』を太極とする方法を用いた処方ができます。

玄空六法8運

でも玄空六法は時間の流れによって吉凶が変わります
2017年2月から9運となり、 次に金鎖玉関と吉凶が同じになるのは2運(45年後)です。

玄空六法の8運は1996年からなので金鎖玉関が流行り始めた時期と重なります。
(詳しくは一つ前のページをご覧ください。この説明をする為に作ったページです 笑)

今後、各方位が玄空六法とは別で金鎖玉関の象意も持ち続けるのかも知れませんが、その辺は未知です。
今まで、中国の風水師ではない人達が玄空六法と同じであることを知っていて金鎖玉関をやっていたのかは謎ですし、 どちらが当たっていたか分からないとなるところですが、 信頼性で言うと玄空六法の方が上だと思います。

単純に時期まで考慮したものの方が精度が高いということもありますが、 玄空六法は談養吾(だんようご)が玄空飛星を捨ててまで選んだ流派なんですよ・・・



談 養吾とは


談 養吾.jpg 談 養吾

談養吾は1923年に「三元地理大玄空路透」を、1924年に「三元地理大玄空実験」を出版し、 玄空飛星派を世に広めた立役者のひとりです。
でも玄空飛星に限界を感じ、玄空六法に転向してしまいました。
お弟子さんを残して(笑)
ここで残された弟子が玄空飛星を続けたおかげで、彼の著書を今も読むことができる訳ですが。

ちなみに、現在「三元地理大玄空路透」は「談氏三元地理大玄空路透」、 「三元地理大玄空実験」は「談氏三元地理大玄空実験」というタイトルになっています。
私には中国語のニュアンスは分からないものの、自分で書いて自分で出した本に”談氏”と付けていることに違和感を感じていたのですが、 戦後、弟子の弟子(劉育才)が著書を再出版したというエピソードを知り、 ”談氏”の部分だけ後から加えられたものなのではないかと思っています。
(戦前の物を見た事がないので憶測ですけどね)
談氏三元地理大玄空路透.jpg談氏三元地理大玄空実験.jpg

談養吾自身は転向後、玄空飛星を否定し玄空六法こそ真伝と主張する様になりました。
実は玄空飛星を学ぶ前にも、 師の下で学んだ陰宅理論の誤りに気付き、新聞などを通し公に謝罪したそうです。

実直というか、一途というか・・・

もう、根っからの研究者なのでしょうね。
手の平返しと感じる人もいるのかも知れませんが、私はこの人の生き様、好きなんですよ。
映画の中の高倉健ばりの不器用さを感じます。
功労者なのに没年が分からず、最終的に消息不明というところも何だかやるせないです。

それに玄空飛星を極めて、弟子も生徒もいて先生と呼ばれる立場になったら 自分のやってきたことは間違いだったとか言えないですよ普通。
特に占いの世界は”我こそが真伝”っていう頭の固い人が多いですから・・・
そういう師匠についてしまい、うちの流派や自分の教えじゃなきゃダメだと刷り込まれている人もまた多いです。
でも談養吾のお弟子さんが六法派について行かなかったところを見ると、そういう教え方もしていなかったことが伺えます。

そもそも玄空飛星だって間違いじゃないですからねぇ。
玄空飛星しかできない人が風水師と名乗っていたって問題ないくらいに結果は出ます。

ただやはり、玄空飛星には鑑定できないケースに当たると何もできないという欠点があります。
談養吾が放棄するくらいですから、どうやっても乗り越えられないものなのです。


でも、玄空飛星と玄空六法を両方使うという選択肢はなかったのかなぁと思います。
時代や国が違いますし、中国の子弟制度はよく分かりませんが、 今の日本の風水師で、1つの流派に絞って研究している人はほとんどいないと思います。
まぁ、現代人が玄空飛星と玄空六法を両方できるのは一途に研究してくれた談さんのおかげなのですが。。。



まとめ


こんな感じで、玄空六法は”玄空飛星を極めた先生が真伝と言うほどのもの”なのです。

なんで使えるうちに書かなかったんだと言われそうですが、金鎖玉関の存在を忘れていました(笑)
そもそも玄空六法と同じなので、金鎖玉関をやっているという意識がなかったのです。
玄空六法終わるな~と気付いたのが去年の12月にこの記事を書いた時で、じゃあ金鎖玉関も終わりだと気付いたのが 腰痛の記事を書いた時でした(+_+)

そんな訳で、今やっている人がいたら逆効果になっちゃうから書いておこうと思った次第です。
金鎖玉関をやっていた人、これからやろうとしている人は検証が目的でない場合はやめておいた方が良いですよ。



 ↓お手数ですがクリックお願いします↓
にほんブログ村 インテリアブログ 風水インテリアへ   
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/447264444
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

人気記事